アンカー、アンカーロープ

アンカー、アンカーロープ

アンカー、アンカーロープ

アンカー、アンカーロープは、錨泊時にその把駐力(海底に繋ぎとめようとする力)によって船を留めておくための設備です。

アンカーは、泥、岩場、海草等、海底の様子によって適したアンカーの種類が異なりますので、最適なアンカーを選びましょう。プレジャーボートには、海底が砂や泥に適したダンフォースアンカーが多く利用されています。確実なアンカリングのため、アンカーにチェーンを繋ぎ、これにアンカーロープを繋いで使用すると、チェーンが長いほど把駐力が増します。

投錨

投錨には、前進しながら投錨する場合(前進投錨)と、後進しながら投錨する場合(後進投錨)があります。前進投錨の場合は、アンカーロープをプロペラに絡ませないように十分注意する必要があります。後進投錨の場合は、アンカーロープの繰出しと、進行方向の後方への注意の2方向への注意が必要になります。
アンカーロープの長さは、チェーンの長さを含めて、(投錨位置の水深+船首の乾舷)の3倍以上、強風時や高い波のあるときには5倍以上の長さが目安となります。

錨泊

潮の流れの強いところや強風時などに投錨した場合には、走錨(アンカーを引きずりながら船が流されている状況)が起きる可能性があるため、時々船の位置を確認しましょう。

揚錨

揚錨時には、アンカーやアンカーチェーン、アンカーロープに着いた泥を完全に落とします。

アンカー・アンカーロープの詳しい情報は、「ANCHOR」をご覧ください

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